これからの小野田商店

Future of Onoda shoten


小野田商店 代表取締役社長 小野田 渉

1987年東京都生まれ。

2012年学習院大学経済学部を卒業し、アミューズメント企業へ契約社員として入社。当時代表だった父・眞の大腸ガン発覚を機に、2014年4月株式会社小野田商店へ入社した。2020年6月、コロナ禍の中で代表取締役社長に就任。大打撃を受けた飲食業界に引きずられるように低迷した製氷業界を再興させるべく、「小野田の超純氷®」ブランドの立ち上げ、「氷華スタジオ開設」など、新しいチャレンジを続けている。

「誠実・熱心」に高みを目指す企業へ


当社は2024年3月16日に、創業100周年を迎えます。

まずは皆さまのおかげさまでこの日を迎えられること、心より御礼申し上げます。

小野田商店は関東大震災の翌年にあたる大正13年(1924年)に、私の曽祖父にあたる小野田末松が東京で氷問屋として創業しました。

当時は震災の爪痕の残る中、必需品としての氷をより広く帆布することが始まりの使命だったと聞いています。

その後、末松の長男の正美と共にメーカーに転身し、需要が高まり続ける昭和~戦後にかけて、氷の供給の一助となってきました。

そして私の伯父にあたる小野田勤、父の小野田眞、そして2020年まで社長を務めた小野田潔(現会長)とバトンをつなぎ、今日まで製氷業を継続することができました。

その間、電気冷蔵庫の普及や業務用製氷機の広がりなどを経て氷需要は大きく変化をしましたが、当社の純氷のニーズが途絶えることなく100周年を迎えることができたのは、

氷業界の皆様のご尽力のおかげです。

また昭和中期より埼玉県越谷市を中心に展開してきた賃貸業と建設業は、微力ながら地域経済を支えつつ、当社の発展にも大きく寄与してくれました。

これら不動産業もまた、周辺地域の皆様をはじめ、多くの関係各社様に支えられてきたものです。

会社の維持、継続、発展に格別のご高配を賜りましたすべての皆様に、改めて深く感謝申し上げます。

この先も社会情勢やお客様のニーズは変化していきますが、それらを具体的に捉え、お客様から求められるサービス、プロダクトを提供し、ともに成長発展していく目標は変わりません。

100周年を迎えたいま、ここはゴールではなく新たなスタートであると心に刻み、社訓である「誠実 熱心」を忘れることなく、社業に邁進して参ります。

今後とも皆様には一層のご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。